穴が空いてる

五月十七日。

夕方、そろそろ今日の仕事の仕上げに取り掛かろうとしている最中、妻より連絡が。指を深く切る怪我をしたため、直ぐに帰ってきて欲しい、とのこと。電話越しに娘の怯えた声も聞こえた。急いで家に戻る。

家に到着。妻、娘息子を連れ、近所のUrgent Careへ。妻、親指を五針縫ってもらう。手際よく処置してくれたお医者さんに感謝。

帰宅する車中にて息子寝落ち。息子を寝床へ運び、妻娘、おっさんの三名で晩飯を軽く済ませる。

夕食後、妻より息子の発見について聞かされる。

昼間、オムツを脱ぎ捨てた息子が、自身のお尻に穴が空いていると妻に報告してきたらしい。未知との遭遇。肛門の発見だ。息子よ。君の大便は、いつもそこから出てくるんだぞ。よく覚えておきなさい。

息子の頭

五月一日。

家族総出で出かける準備をしている最中、息子が車の側で不穏な動きを見せる。

小石を手に車に彫刻アート。

瞬間湯沸器のごとく、頭に血が上り、息子の頭を右手の指三本で叩いてしまう。

息子、大泣き。妻、娘から車がそんなに大事なのか、と罵られる。出発前、息子に謝罪する。

目的地へ向かう道中、右手の指三本に残った嫌な感触に悶々とする。自分の懐の狭さに嫌気がする。

自分の理解出来ない行動を、家族のみならず会社の人間がとっていた際、直接的に「何故そのようなことをしているのか。」と聞いてしまう。先週も、最近部下となった元同僚に、同じ調子で尋ね、刺々しいリアクションを取られてしまった。妻にもそのことについて話をしたところ、参考になるフィードバックが。

私に「何故?」と言われると、全てを否定されているように聞こえるらしい。まずい。

私は単純に理解出来ない行動をとっている相手に対し、理由を聞き、その言動の源は何なのか理解したいという思いから発する「何故?」なのだが、相手はそのような単純な問いではなく、攻撃的な問いとして捉えられてしまっていた模様。

年上の部下。取扱が難しい。私はおっさん。しかし、その方からすると、いつまでたっても私はひよっこなのかもしれない。そんな奴から、マイクロマネージメントちっくなアプローチを受けたら、苛立たしいかもしれない。

状況を俯瞰的に捉え、余裕をもった対応を取れるようなりたいが、なかなか難しい。明日からまた一週間始まる。気が重い。